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2017. 11. 18  
「香害」という言葉が徐々に知られるようになってきました。
実際に声をあげてみると、化学物質過敏症や呼吸器疾患ではない方の中にも、近頃の強い香料に不快感を持っていらっしゃる方も多いと気がつきます。
香りによる体調不良が嗜好の問題ではなく、健康被害であることが、もっと知られるようになって欲しいですね。
今後、香料に含まれる毒性成分にも焦点が当てられ、議論されるようになって欲しいと思います。

以下、東洋経済オンラインの記事転載です。

2017年11月18日


東洋経済オンライン

 香りに害と書いて「香害(こうがい)」――。今、香水などの香料による体調不良を訴える人が増えている。

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 中でも、やり玉に挙げられているのが、衣類の柔軟剤だ。さわやかな香りがする一方で、頭痛やめまい、吐き気などに悩まされるケースが出ている。NPO法人・日本消費者連盟(日消連)が今夏に2日間限定で開設した「香害110番」には多くの“通報”が相次いだ。

■洗濯物の香りの相談が最多

 「家の窓を開けると、隣の家に干している衣服から柔軟剤のにおいがして、頭痛が長時間続いた」「電車やエレベーターに乗ると、隣の人の衣服から柔軟剤のにおいがしてせきが止まらなくなった」

 日消連にはこうした相談が213件寄せられた。その中で最も多かったのが、近隣の洗濯物の香りについてだった。日消連で香害問題に取り組む杉浦陽子氏は「今回寄せられた相談は氷山の一角にすぎない。化学物質による被害は誰にでも起こりうる」と警鐘を鳴らす。

 柔軟剤は洗濯後の繊維を柔らかく保つ仕上げ剤。もともとは微香タイプが多かったが、2000年代半ばに海外製の香り付き柔軟剤が発売されると瞬く間に人気商品となった。これをきっかけに日本のメーカーも相次いで同様の商品を投入した。

 その一方で、前述のような頭痛やめまいを訴える声が聞こえ始めた。2013年に独立行政法人の国民生活センターが柔軟剤に関する相談内容を公表したところ、同様の相談が増えていった。同年にはセンターに331件の相談があり、それ以降の相談件数も毎年100件超で推移している。

 このような状況に柔軟剤メーカーはどう対応していくのか。

 現在、各メーカーはテレビCMで「香りの感じ方には個人差があります。周囲の方にもご配慮のうえ、お使いください」といった文言を表示。ホームページには製品の香りの強さを表記するなどの対策を講じてきた。それでも国民生活センターや日消連に体調不良を訴える相談は後を絶たない。


東洋経済オンライン

■消費者庁との話し合いも実施

 ある柔軟剤の大手メーカーは「一企業として対応するのではなく、日本石鹸洗剤工業会(日用品メーカーなどで構成されている業界団体)で何らかの方針が出されたら、それに従うだけ」と素っ気ない反応を示す。

 8月末には日消連など複数の団体と消費者庁との間で香害対策についての話し合いが行われた。日消連はそれ以降も要請を続けているが、現時点で具体的な対策案は提示されていない。香害対策について消費者庁は「議論は継続しているが、現時点で決まったものはない」と述べるにとどまる。

 「今後は消費者庁だけではなく、文部科学省にも訴えていく。香り付き柔軟剤による体調不良を訴える声は、学校からも多く寄せられている。柔軟剤をやめよう、とまでは言えないが、香りに関するエチケットを教育する場が必要だと感じている」(杉浦氏)

 需要がある以上、香り付き柔軟剤の商品はこれからも投入されるはず。メーカーや消費者庁による対策と同時に、一人ひとりが「香りのマナー」を意識しなくてはいけない時代に来ているのかもしれない。

若泉 もえな :東洋経済 記者


2017. 11. 14  

情報いただきました。


NATURAL & ECOというサイトに

「かびんのつま」の漫画家あきやまひできさんが

化学物質過敏症の奥様のことで

インタビューに応じていらっしゃるそうです。


サイトはこちら


http://natueco.life/columm-chemical-sensitivity/


2017. 11. 09  
様々な方を経由して高知「ゆるゆる仲間」さんから情報をいただきました。
渡辺一彦医師が 札幌医師会の『札医通信』2017年9月号の「投稿」欄に投稿した論文だそうです。
渡辺医師から転載歓迎とのことです。
*******
化学物質過敏症(CS)について
最近匂いのきつい衣装の女性~時に男性とすれ違うことはありませんか。2012年頃より各地の消費者センターへ、「柔軟仕上げ剤」で頭痛や吐き気が出るという苦情が急増していますが、皆さんの周りではどうでしょうか。私は道新の取材を受け、CSの連載記事の冒頭に載りました(2017322)。関心を持たれている先生もおられると思いますので、この機会にCSについて寄稿します。
症例提示
最近私の経験した例を紹介します。児童例ですが、元々アトピー性皮膚炎でしたが、明るく元気な園児でした。年長から園内で皮膚の掻痒と咳が出現するようになり、大好きな幼稚園を止む無く退園しました。入学してからも級友とは仲良くしていましたが、学校でも同様の症状が誘発されます。自宅ではほぼ快適に生活できます。また通学路、スーパーの洗剤コーナー、地下鉄の中でも誘発されます。経過から柔軟剤の臭いが誘因とわかりました。学級には他に柔軟剤の臭いで体調不良が出るような子はいません。母親も柔軟剤、化粧品などで頭痛や吐き気、全身倦怠感などが誘発されます。患児は珍しいことに柔軟剤に含まれることのある有毒なイソシアネートの特異的IgE抗体が陽性でした。イソシアネートの影響は不明ですが、少なくとも暴露を受けていたという実証です。学校側では「柔軟剤で健康被害がでる児童がいるので自粛に協力を」と呼びかけるポスターなどを掲示し、また換気を徹底していますが、その子にとってまだ十分とはいえないようです。
化学物質過敏症の最近の傾向
私は90年代後半よりシックハウス症候群(SHS)に取り組んできました。2000年から厚労省の研究班(故飯倉洋治昭和大学小児科教授)の協力研究員を数年務め、「アトピー性皮膚炎など室内環境が関係する疾患への対策研究会・北海道」に参加・運営してきました。そこで新築やリフォームでSHSを発症した症例を検討してきました。その症例の中に、誰もが使う洗剤、化粧品、芳香剤、防虫剤、スプレー剤、家具などの日用品に反応して多彩な症状を起こす例~CSへの進展例~を経験してきました。自宅ばかりではなく学校や園、職場でも発生しました。これらの症例については、先の研究会の「患者宅調査」集にも載せてあります(~希望者には送ります)。SHS2002年には病名登録されました。SHSを予防するため、2003年に建築基準法が改正され、SHSはその結果急激に激減しました。
しかし、その後も私の外来には新築やリフォームに関連のない、先に挙げた身近な日用品などからの揮発物で健康被害を受ける患者が時々受診しました。全国的にも同じ傾向にあり、2009年にはCSも病名登録されました。そして登場した「消臭・香りブーム」です。名前は挙げませんが、きれいな女性タレントや元テニスプレーヤーがTVや新聞で広告している芳香柔軟剤、消臭除菌スプレーなどが家庭に広まりました。学校では制汗スプレーが大流行で、中年男性も「加齢臭」対策に消臭剤使わないと非常識といわれかねない雰囲気です。そのためCSが急増してきました。まさに「香害」です。しかし、「消臭・香りブーム」を煽ったメーカーは、「安全性を確認した製品を製造販売している」として、CSの増加を無視しています。当院でもこの数年ではCS患者が倍増し、全道各地から受診や電話相談があり困惑しています。
CS
は一過性の軽症例もあるとは思いますが、そうした例は受診しないので実態は不明です。受診する例は重症・難治例が多く、当院では障害年金を受けている患者は15人になりました。一、二年毎の更新ですが、改善した例はほとんどありません。更に休学・退学、別居・離婚、休職・退職・転職など不幸な転帰例は数多です。社会経済的環境の劣化で生活保護を受ける例も増えてきました。医療費ばかりでなく何らかの対策で生活費もかさみます。勤労者に限ってみても、明らかに労災と思えるケースでも認定されたのはわずかで、良くて傷病手当金をもらってお払い箱です。患者にとって理不尽なことであり、だれしもが予想もしていなかった病気です。まさに「新しい公害」と言えるでしょう。これらは社会的な損失であり、CSの予防や治療、支援などに関して、もはや政策的な対応が必要な段階にあると思います。
CSの診断について
ほとんどの人は臭いがきつくても不快感だけで無症状で、その場を離れれば済みます。しかしCS中には頭痛や眩暈、吐き気などが出たりする人もいます。また長時間吸入することにより、全身倦怠感、脱力感などで寝込んでしまう人もいます。臭いは化学物質ですが、有害性の低いものでも一部の人間には上記の症状を誘発させることがあると認識しないと診断ができません。
CS
は様々な統計で数%といわれています。決して珍しい病気とは思えません。確かに中高年の女性に多いのですが、男性にもまた学童でも罹患します。周囲には大げさな人、神経質な人、「変人」と嘲られ孤立を深めています。
症状そのものは多彩で、受診された患者さんには転院例が多く、自律神経失調症、更年期障害、身体表現性障害、不安神経症、パニック障害、うつ状態などと診断されていることがあります。確かに症状はその通りです。しかしそのような前提の治療の効果はほとんどありません。化学物質と症状の因果関係を検討しなければ見逃します。
CS
は初期であれば、誘因の回避、除去で症状が軽快し、再暴露で再発することがはっきりしています。周囲の理解があり、協力次第では全く普通の生活が送れます。しかし、誘因の回避が困難であると、症状は多彩になり、重症化し、誘因の物質が拡大し、より低濃度で発症してきます。こうなると鑑別も困難で容易に診断が下せません。しかも病悩期間が長く、重症化すればするほど、先に挙げた精神疾患が続発してきます。中には慢性疲労症候群、線維筋痛症も併発していて、その科の先生と共同で診ている患者もいます。病名登録にはない「電磁波過敏症」すら合併することもあります。
無臭症の人でもCSは発症することがあり、単なる嫌な臭い、きつい臭いなど臭いそのもがCSの誘因ではないということが理解できます。また無臭の化学物質でも誘因になります。くどいようですがあくまでCSの誘因は皮膚・粘膜に接触した、また脳内に侵入した化学物質であり、心因性ではありません。診断のためには問診は非常に重要であり、時間がかかります。専門的には眼神経的な検査などもありますが、行える施設は国内でも数か所に限られます。
CSの治療と対策
薬物療法で化学物質にたいする過敏性を完治した例は私の経験ではありません。有効な治療は誘因物質を回避、排除した適切な環境で生活、労働することですが、その適切な環境を得ることが重症化したケースでは困難なのです。アスファルト臭や車・ストーブの排気で外出も出来ません。中には樹木や草から発生する臭い、ヒトから放散する微量生体ガスにも影響される深刻な例あります。ですからCSの治療・予防のため、社会がその存在を認め、CSのための環境づくりが必要です。CSは環境の「カナリヤ」的存在であり、CSにとって良い環境は、万民にとっても良い環境なのです。受動喫煙の健康被害が認知され、分煙、禁煙が社会的な流れになってきましたが、まさにCSにも同じことが言えると思います。先の香料に関しても被害者がいる以上、製造・販売・使用に何らかの規制が必要です。
なおCS患者は受診にも一工夫が必要です。通常の医療機関、介護施設に入れない、また長時間滞在できない例が目立ちます。当院では基本的にまだ患者が来ない朝8時頃に受診させ、しっかり換気した状態で迎えます。院内は抗酸化剤を塗布していますが、それでも院内では吸着剤入りのマスクを着用しなければならない患者がいます。過敏な人では院外で診ることもあります。診る方も大変です。
この拙文がCSに関心を寄せるきっかけとなれば幸いです。

以上転載終わり
******
前回アップした朝日新聞の投稿に続き、私たちが周囲の方々に知っていただきたい内容が簡潔に整理されている素晴らしい論文であり、また渡辺医師の強い危機感が迫ってくる内容だと思います。
ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。



2017. 11. 02  
11月2日付 朝日新聞に
札幌の小児科医 渡辺一彦先生の記事が掲載されました。
化粧品や洗剤などに含まれる「香料」で
化学物質過敏症を発症する人が増えていることを指摘し
国や自治体に調査と対策を要望しています。

以下転載します・・・・

 柔軟剤や化粧品などに含まれる香料で化学物質過敏症(CS)になる例が急増している。当院の外来でも患者が目立ってきた。

 学校で頑固な頭痛や目まい、皮膚炎、ぜんそくなどがおきたという子どもが来る。他人の衣服に付着した柔軟剤の残り香や消臭・除菌スプレー剤が原因である。学校側は個人の匂いの好みには介入できないとして、自粛の協力を呼びかけるしかない。換気の効果は季節や天候により限定的。通学できなくなり、早退、休学する例もある。休み中は症状が消えるが、学期が始まると再発に苦しむ。退学に至る子どももいる。

 職場でも不幸な例は増えている。同僚や上司に訴えても解決されず、休職や退職、転職に至る。

 CSの病名登録は2009年と最近だ。その後、12年に症例が急増した。「消臭・香りブーム」である。合成洗剤、化粧品、芳香剤、防虫剤、スプレー剤、たばこ、家具など身近な日用品が、香りはますます刺激的、効果は長持ちといううたい文句で広がった。

 患者以外には深刻さが想像しにくい。家庭でも親子や夫婦が理解しあえず別居・離婚を余儀なくされる例がある。店舗や交通機関、医療機関も利用できなくなることがあり、生活環境は制限され、周囲には大げさとあざけられ交友関係にもひびが入り孤独になる。患者にとって全く理不尽なこと。まさに新しい公害、「香害」と言える。社会にとっても大きな損失であり、CSの予防や治療、支援などに関して、もはや政策的な対応が必要な段階にあると思う。

 似た症状に1990年代に増加したシックハウス症候群があるが、2003年に建築基準法が改正され、業界の努力もあって激減した。他にも「加水分解コムギ末を含むせっけんによるアレルギー」「美白化粧品による白斑」などの化粧品による健康被害は、明らかになると対策が取られてきた。しかし、「消臭・香りブーム」をあおったメーカーは「安全性を確認した製品を製造販売している」という立場で、このままでは香り付け商品開発競争が続く。

 厚生労働省は健康被害調査を早急に実施したうえで、製造・販売・使用に関して適切な規制・指導をするべきだ。特に、柔軟剤での使用が報道で指摘されたイソシアネートは、毒性が極めて高い。欧米では環境基準も厳しく設定されている。情報公開させ、厳しく規制すべきである。

 国だけではない。まれに「香料自粛」の呼びかけのポスターを掲示する自治体や公共施設もあるが、たばこの分煙、禁煙と同様の啓発が社会的に求められる。これ以上CS患者を増やしてはならない。

 (わたなべかずひこ 小児科医)


・・・・転載終わり



誰でも発症するリスクがあります。

一度化学物質過敏症を発症すると、生活は困難を極めます。

容易には快復しません。

他人事と思わず、日頃から香料を控えてください。

2017. 10. 21  
日本消費者連盟からメールでお知らせがありました。
延期になっていたクローズアップ現代プラスの
「香害」についての放映が、ほぼ確定になったとのことです。

10月25日(水)午後10時から10時25分

「香害」について、より一層広く関心がもたれるきっかけとなりますように。



プロフィール

mix hanabi

Author:mix hanabi
愛媛県の化学物質過敏症(CS)と電磁波過敏症(ES)の患者会のブログです.

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